無意識で子供たちにやる気を失わせる言葉を掛けていませんか。大人でも、○○しなさい、だから言ったでしょなどと言われると、やる気をなくしてしまうのに、子供にはしょっちゅう言っちゃってるなんてことも。やっぱり、子供が自分でやる気を出して、自主的に動いてくれるのがいいですよね。
そこで重要なのは子供にどんな言葉を掛けてあげるか。掛ける言葉一つで、子供の態度は変わります。積極的に子供のやる気を出させる言葉を掛けてあげましょう!!
やる気をなくす言葉
けなす言葉
「だからだめなのよ」、「ほんとに馬鹿なんだから」
人は良いところよりも悪いところに目がいってしまいがちです。けなされると誰もいい気はしません。繊細な子だと特に、自分を責めてしまい、すぐに萎縮し、自信のない子に育ってしまう可能性があります。
比較される言葉
「○○くんは出来たわよ」
他の子と比較すると、一見、競争心をあおりやる気を出せる言葉にも見えますが、実際多くの子は、自分の能力が劣っている、親は自分に満足していないと感じてしまいます。どんなにがんばっても上には上がいるので、結局は自信喪失になるケースが増えます。
強要させる言葉
「○○しなさい」
毎日言っている人も多いんじゃないでしょうか、「我慢しなさい」、「さっさとしなさい」、「勉強しなさい」。この命令口調の注意はすぐに口から出てしまいますね。でもこれで、すんなり子供が「はい、わかりました」なんて言うことはありませんね。怒りながら「片付けなさいっ!」と言って、「はい、ぴかぴかにするので、期待しててね」なんていってくれる子がいるでしょうか。
やる気を出させる言葉
努力を認める言葉
「練習をがんばったもんね。」「一人でできたね。」
子供がうれしいのは自分の頑張りが認められること。認められるとさらに磨きを掛けます。特に男の子は認められて自信を持つ生き物です。大人になってからも、男のやる気を出させるのは、努力を認めること。これ、常識!
褒める言葉
「この問題解けたの、すごいね。」、「ボール投げるのうまいね。」
認める言葉に似ていますが、少し違います。「がんばったね」は頑張り(プロセス)を認めること、「すごいね」は成し遂げたことを褒めること。子供のがんばりを認めつつ、思いっきり褒めることもしてあげましょう。
励ましの言葉
「がんばったね。」「大丈夫だから」
落ち込みそうなときにも、励ましの言葉を掛けてあげることで、より頑張ることが出来ます。温かい言葉をかけて、子供を励ましてあげましょう。くじけずに何度もチャレンジする子に育ちます。
おわりに
意識していないと、子供にやる気を失わせる言葉ばかり使ってしまいがちになりますよね。でも、意識してやる気を出させる言葉を使えば、こどもは自信を持ちます。そして、何でも積極的にチャレンジする子になります。そのほうが、親も子もハッピーじゃないでしょうか。